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活動報告

教員向けプログラム「太陽電池を作ろう!」

日時:平成24年2月24日(金)
場所:大田市立川合小学校

 現在主流のシリコン型に代わる次世代の太陽電池として開発が進んでいる「色素増感型太陽電池」を、簡易な実験キットを使って製作体験する教員向けのプログラムを実施しました。

太陽電池を作ろう① 太陽電池を作ろう②

 講師は大田市立北三瓶中学校の野村啓介教諭、参加者は12名。まずはじめに色素増感型太陽電池の仕組みを解説して頂きました。質疑応答の後、工作セットの製作に取りかかります。工作は3~4人が一組となって行いました。板に鉛筆で色を塗ったり、本当にこれで電気が起こるのか不思議な気がしてきます。

太陽電池を作ろう③

 少し難しい過程もあったため、試行錯誤しながら1時間くらいで完成。さっそく通電の確認をしてみます。山陰の冬には珍しく太陽が出ていたので、全員で窓辺にキットを並べてオルゴールをつなぎました。すると…。かすかながらもはっきりとしたメロディーが流れ始めました!発電成功です。

太陽電池を作ろう④

 電灯の光を当て、電圧計でチェックをしてみると、各グループで発電量に差はあるものの、それぞれ電気が発生していることを確認できました。残念ながら色素の塗り方が少なくて発電できなかった組もありましたが、先生方からは“理論が分かりやすく勉強になった”“子供達にも紹介したい”という声が聞かれました。