11/22 9:30~ 「サヒメルを授業に活かすには?」
教員向け科学コミュニケーション講座③「サヒメルを授業に活かすには」
日時 2013年11月22日9:30~12:00
イベント概要
サヒメルの収蔵庫を見学しサヒメルが所蔵する資料にについて知ってもらい、その後学校でのサヒメル利用促進に向けた意見交換会を行いました。
参加者 10名(高校理科教員9名 その他1名)
当日の動き
9:30 サヒメルバックヤードツアー
まず始めに当館学芸員からサヒメルの資料収集の役割と収蔵されている資料についての説明がありました。
その後、サヒメルのバックヤードにある「昆虫」、「地学」、「動植物」の収蔵庫を順に見学しました。
10:00 バックヤード自由見学時間
「昆虫」、「地学」、「動植物」の3つの収蔵庫から、先生方の興味に応じて収蔵庫を回ってもらう時間を設けました。 各収蔵庫には専門の学芸員が着き、先生方から質問があった際には答えるなどの対応をしました。
11:00 サヒメル利用意見交換会
バックヤード見学や、先生方のこれまでの経験をもとに学校現場で、サヒメルはどのように役に立てるか意見交換を行いました。
12:00 終了
活動の成果
先生方から以下のご意見を頂きました。
- バイオーム(植物群生)などを実物をもって説明できることが魅力的だと思う。
- 理科教科だけで来るのが難しい。 来れるとすれば、他の教科と合同で来るになる。なかなか来れない中で、自然館の資料を貸してもらえると嬉しいものがある。
- 学校の植物を使ってバイオーム(生物群生)の授業などを行いたい。しかし、植物の名前が分からない。調べ方が分からない。
- 生物教員の中でも大学で専攻していた分野とは違う単元は苦手なので、先生の苦手分野を勉強する会があるとうれしい。
- 地学の授業は高校では地学の専門の先生がおられないので、専門外(生物・化学・物理などが専門)の教諭が担当している。 学芸員による講習などがあるとありがたい。
- 自然科学を広く伝えられるのが科学館の良さ。 お互いにもっと知る機会があれば、活用案をもっと出すことが出来る。
またサヒメル職員からは、以下のような意見・提案を出しました。
- 学校の方から「こういった資料が欲しい」という意見を頂ければ、こちらとしても資料を集める際の参考になる。また資料が増えれば、貸し出しも可能になってくること。
- 要請があれば、講師派遣でいくことも可能。また要望が多ければ、先生方にある学校に集まってもらいそこへ講師派遣としていくことも出来ること。(学校で植物観察会など)
- サヒメル理科ネットの理科相談やMLで問題の解決・共有が出来ること。
- 現在の取り組みとしては高校の理数科や自然科学部の課題研究でのテーマを提供・提案していること。
今後に向けて
今回の頂いた意見を参考に、情報の共有の為のMLの運用や、先生が本当に為になる教員向け科学コミュニケーション講座の内容を先生方の来やすい時期に企画するなど、サヒメルと学校がより近づくように努力していきます。
今後ともサヒメル理科ネットをよろしくお願い致します。
(サヒメル理科ネット事務局担当:工藤修也)