今日の一枚「岩の水」
2013年12月4日
一時は10cm弱の雪が積もった三瓶山ですが、ここ数日は気温も少し上がり雪はすっかり溶けてしまいました。
雪もなく花も紅葉もなく少し寒くなったサヒメル周辺ですが、目を凝らすとまだまだ気になるものは見えてきます。
岩に出来た小さなくぼみに水がたまっています。
そんなに変わったことではありませんが、これから夜になりこの水が凍った場合、体積がほんの少しですが大きくなるため岩がほんの少し押し削られます。
そんなことが何度も続くと、穴はどんどん広がりこの岩は割れてしまうこともあります。
このような現象を風化と言いますが、特に穴にたまった水が凍り、その力で風化が起きることを凍結破砕といいます。
一見、何でも無い光景ですが、こんな大きな岩を砕く過程の一つが見えてきます。とても興味深いですね。