つなごう!学ぼう サヒメル理科ネット

お知らせ

今日の一枚「マメコバチ」

2014年4月2日

昨日から4月になりましたが、春の陽気に誘われてマメコバチが目を覚まし始めました。

 マメコバチは学名がOsmia cornifrons (Radoszkowski, 1887) ミツバチ上科 (Superfamily Apoidea) ハキリバチ科 (Family Megachilidae)ハキリバチ亜科 (Subfamily Megachilinae)ツツハナバチ属 (Genus Osmia)の昆虫です。

マメコバチが棲んでいるのは下の写真にある「ハチのアパート」です。葦の茎が束ねられていて、マメコバチは茎の中に巣を作ります。

こちらがマメコバチです。とても温和な性格で人を襲うことはまずありません。

 左側がメスで、右側がオスです。
 見分け方は、オスは顔の周りに白い毛があります。メスは腹に毛があります。

 メスはこれから5月後半頃まで、花粉を集めて回るためおなかが黄色くなったものが多く見られるようになります。マメコバチのメスは、幼虫に食べさせる花粉を色々な樹から集めます。そのため送粉昆虫としてリンゴ農家などで飼われることもあります。
 オスはというと、この時期に交尾を行い、その後息絶えるのでオスが見られるのは、この時期くらいなのだそうです。