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活動報告

”ジグソー法 ”体験ワークショップ「エネルギー問題、どうする」

日時:平成24年3月2日(金)
場所:大田市立川合小学校

 教員や社会教育指導者、環境問題に関心を持つ方を対象にして、「再生可能エネルギーを普及させるために必要なことは何か」というテーマに対して「ジグソー法」を取り入れたディスカッションを行いました。

ワークショップの様子1

 ジグソー法はグループのメンバーのもつ異なる知識(ピース)同士を集めなくては問題が解決しない、全体像が作れない仕組みになっています。そのため、お互いの協力が求められ、自然と「教え合い」が生まれることが期待されます。

ワークショップの様子2

  講師は当館の龍善暢副館長と星野由美子GL,参加者は9名でした。まずはじめに、ジグソー法について解説があり、その後実際にワークショップを行いました。ワークショップの流れとしてはまず、電気を「作る」、「送る」、「使う」の観点でグループ(エキスパートグループ)ごとに先端科学技術のメリットとデメリットを学びました。次にすべてのグループに各エキスパートが1人ずつ入るようにグループを入れ替えてディスカッションを行いました。

ワークショップの様子3

 自分の役割を果たさなければ後半のグループでの十分なディスカッションができないため、「作る」、「送る」、「使う」の各エキスパートグループとも難しい専門用語も一生懸命に理解しようとされていました。また、後半の入れ替えグループでも、自分の得た知識を他のメンバーに懸命に伝えようとする姿や他のメンバーの得た情報や考えを真剣に聴きいる姿が見られ、皆さん協力して深い議論をしようとされていました。

 参加者の方からは、「ジグソー法の進め方についてもっと知りたい」「学校教育でもジグソー活動を取り入れることで、子どもたちにより深く考えさせることができると思った。ぜひやってみたい」などの感想を頂きました。