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活動報告

サヒメルキャラバンカー事業「骨のはたらき」

島根県内の4つの小学校5学級で「サヒメルキャラバンカー事業」のプログラムの「骨のはたらき」の授業を以下の日程で実施致しました。

  1. 平成25年5月17日 大田市内小学校 (1学級5名)
  2. 平成25年6月26日 大田市内小学校 (1学級11名)
  3. 平成25年6月27日 飯南町内小学校(1学級11名)
  4. 平成25年6月28日 浜田市内小学校(2学級52名)

サヒメルキャラバンカー事業とは?

この事業は、三瓶自然館サヒメルの職員が理科教具を積載したバンで学校を訪問し、教員と共同して理科教育プログラムを実施するものです。
今年度から「骨のはたらき」の授業が始まりました。


↑安藤学芸員(ほ乳類)が人体についての説明をしている様子

「骨のはたらき」の内容

 「骨のはたらき」では、学校現場では取りそろえることの出来ない標本をふんだんに使って授業を行います。
 授業時間は45分×2コマです。
 1時間目は、ヒトの体のつくりについて。人体骨格模型を使って骨や筋肉、関節のしくみを学んだり、ゴム手袋で児童自身の手の骨の構造を予想して描く活動をしたりして、人体の構造を学びました。

↑手の骨の構造を予想して描いている様子

↑自分たちの予想した手の骨の構造と人体模型とを比べている様子

 2時間目は、動物の体とヒトの体について。動物の標本を使って、関節の構造を確かめたり、ヒトと動物の脚の骨を比較したりして、体の違いや同じところを学びました。

↑豚足の指を使って関節について学ぶ活動

↑動物の脚の骨を比較する活動

子ども達の反応

 人体骨格模型や動物の標本などを使った講義は、子ども達の興味をくすぐったようで、しっかり話を聞いてくれた様子でした。
 学校の先生からは、「専門家でなければその場ですぐには答えられないような質問もあったが、講師である安藤学芸員からすぐに答えが返ってきたため、子ども達も満足して次の課題に取り組んでいた。」という感想を頂きました。
 また、授業後のアンケート結果を見ると、導入で話す講師の「学芸員を目指した理由」も児童の心に残ったようです。

授業の改善

 授業を行った学校の先生方からご意見を頂き、以下のように授業を改善しています。

  • 児童の体験活動を増やしました。(平成25年度6月27日から)
  • 授業で扱う標本を増やしました。(平成25年度6月27日から)
  • 授業のまとめを行うためのワークシートを作りました。(平成25年度6月28日から)

↓「骨のはたらき」の指導案↓

サヒメルキャラバンカー事業「骨のはたらき」

なお、サヒメルキャラバンカー事業「骨のはたらき」は、現在も出前授業を受け付けております。
詳しくはこちらまでhttp://rikanet.nature-sanbe.jp/caravancar/

■問い合わせ
島根県立三瓶自然館サヒメル
〒694-0003 島根県大田市三瓶町多根1121-8
電話 0854-86-0500 担当 竹内