つなごう!学ぼう サヒメル理科ネット

お知らせ

今日の1枚「テングチョウ」

2016年2月28日

本日は春のような日和の三瓶北の原です。野鳥のさえずりも良く聞こえます。

すっかり雪も解けた草原と林の境界で、パタパタと飛ぶテングチョウの姿を発見しました。

テングチョウは成虫で越冬するチョウの仲間で、

早春に休眠から目を覚ましパートナーを探すのですが、

今日の暖かさに早めに目を覚ましたのかもしれません。

今日の1枚「ウスタビガの繭」

2016年2月26日

葉の落ちたこの季節、枝にぶら下がった黄緑色のウスタビガの繭は良く目に留まります。

ウスタビガは秋に羽化して成虫となるため、この時期に見られるものは、繭だけが残っているものです。

今回見つけたものは、繭の横に大きな穴が開いていました。

通常、羽化する際には、繭上部の切れ込みから成虫が出てくるので

この穴は寄生蜂かなにかによって開けられたものかもしれません。

秋に見られる成虫の姿は、オスとメスでは特に色に大きな違いがあります。

 

 

 

 

 

 

今日の1枚「野鳥の足跡」

2016年2月25日

うっすら積もった雪の上には、野鳥の足跡を見つけました。

足の長さは4cm程度、ホッピングという両足をそろえてジャンプしながら前進する歩行の様子が分かります。

スズメ目の仲間の足跡でしょうか。

鳥の足の指は、写真のように(前に3本/後ろに1本)というものが多いですが、

(前に4本)の指を持つ種のいるアマツバメ科の仲間や、

(前に3本)の指だけを持つ種のいるチドリ科の仲間、

(前に2本、後ろに2本)の指を持つ種のいるカッコウ目の仲間などさまざまです。

 

今日の1枚「ヒメツチハンミョウ」

2016年2月24日

今日は、日中でも気温が氷点下を下回る寒い一日でした。

が、館内では、ヒメツチハンミョウの姿を発見。

ヒメツチハンミョウは土中で成虫のまま冬眠し、早春にまた姿を現すのですが、

ここのところの陽気に騙され、地上へ出てきてしまったのかもしれません。

触覚の途中が大きく膨らんでいるのはオスの特徴だそうです。

幼虫は、ハナバチの仲間の巣に寄生することでも知られています。

今日の1枚「アトリ」

2016年2月19日

せっかく降った新雪も再び解け始めた三瓶北の原です。

顔を出した地面を懸命につつくアトリの姿が多く見られました。

アトリのオスは、春になるとだんだん頭部が黒く色づくそうです。

写真の中にも、春模様になり始めていると思われるアトリが見られますね。

今日の1枚「ヤマガラ」

2016年2月18日

今日は1日晴れ模様の三瓶北の原です。

三瓶自然館の周りでは、野鳥の声も多く聞こえます。

そんな中でも、ヤマガラだけが写真を撮らせてくれました。(遠くですが…)

ヤマガラも貯食をする野鳥のひとつとして知られ、

秋の間に集めた木の実を枯れ枝の隙間などに隠しておき、

冬の間の食糧として活用したりするそうです。

 

今日の1枚「アカスジクサカゲロウ」

2016年1月28日

北の原の雪原に美しい緑色の昆虫の成虫が!

残念ながら息絶えていましたが、クサカゲロウの仲間のアカスジクサカゲロウではないかとのことでした。

マツの葉につくカイガラムシの仲間を捕食したという記録もあるそうですが、

松林のある北の原の環境を考えると合点するところでもあります。

この雪深い三瓶でも、成虫越冬する昆虫の姿を見ることができます。

今日の1枚「クスサンの繭と蛹の殻」

2016年1月21日

葉の落ちた枝先に見つけたのは、クスサンというヤママユガの仲間の繭です。

目の粗い網目状の繭が特徴的です。

良く見ると、中には蛹の殻がきれいに残っていました。

 

今日の1枚「ノウサギの足跡」

2016年1月16日

昨日までに積もった雪は表面がバリバリと凍ったようになり、

その上にうっすらと新しい雪がかかったような今朝の三瓶北の原。

そんな雪のコンディションもあり、ノウサギの足跡がはっきりと残っていました。

つめの跡からも進行方向は写真奥側だということも見てとれるかと思います。

進行方向に向かって、小さく縦に並んだ足跡が前脚のもので、大きく横に並んだ足跡が後ろ足のものです。

ウサギは跳び箱を飛ぶように跳ねるので、残った足跡は写真のように特徴的なものとなります。

 

今日の1枚「モンキツノカメムシ」

2016年1月15日

いよいよ冬らしい姿になってきた三瓶北の原です。

枝に残ったカシワの葉をめくってみると、越冬中のモンキツノカメムシの姿が。

カメムシの仲間の多くは成虫で越冬するようで、

カシワの葉に隠れてお休み中のようでした。(ジャマしてごめんなさい)

良く似たエサキモンキツノカメムシは、

背中の黄色い紋がハートマークのような形であることで知られています。

どちらも三瓶周辺で見られるカメムシの仲間です。

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