つなごう!学ぼう サヒメル理科ネット

お知らせ

今日の1枚「ウリハダカエデの紅葉」

2015年10月30日

ウリハダカエデなどカエデの仲間では、緑色や赤色、そして黄色の葉を見かけます。

緑色は、葉緑体に含まれる緑色素のクロロフィル、

黄色は、葉に含まれる黄色や橙の色素のカロテノイド、

そして赤色は、葉に残った糖が変化したアントシアンに由来しています。

寒くなってくると、葉柄に離層をつくり師管・道管がふさがれます。

すると、クロロフィルが分解され、カロテノイドの色素が目立つようになり、葉は黄色になります。

また、葉に残った糖がアントシアンに変化することで赤く色づきます。

今日の1枚「ナガコガネグモの卵のう」

2015年10月28日

北の原のススキ草原でカマキリの卵塊(卵しょう)を発見!

と思いきや、実はナガコガネグモの卵のうでした。

ススキの穂を使ってぶらさがっている卵のうをいくつも発見しました。

冬を前に子グモは孵化し越冬するそうです。

今日の1枚「リスアカネ」

2015年10月25日

三瓶北の原で見られる赤とんぼ第3弾の写真が撮れました。

本日は天気は良いものの、気温も低く風も強い、

そんな中、日当たりのよい舗装路で日向ぼっこ中のリスアカネに出会いました。

秋深くなってきた三瓶ですが、まだまだトンボたちの姿も見られます。

今日の1枚「リュウノウギク」

2015年10月24日

三瓶北の原ではリュウノウギクの花が見られます。

秋の遅い時期に咲くキク科の植物で、林縁などで見ることができます。

ひょろっとした茎の先に頭花がつき、風に揺れている姿も美しい花です。

秋の深まりを感じる花です。

今日の1枚「アナグマ」

2015年10月10日

本日は、アナグマの姿を確認しました。

草原の中で一生懸命に食べ物を探して、地面を鼻先で掘り起こしていました。

アナグマは雑食性ですが、ミミズや昆虫などの小動物を好むそうです。

冬を前に、たくさん食べて栄養を蓄えているのでしょうか。

※野生動物を観察する際には、距離をおいてそっと観察しましょう。

※餌やりなどは、生態系や動物たちの習性に影響を与える可能性があるのでやめましょう。

 

 

今日の1枚「クヌギカレハ」

2015年10月9日

三瓶北の原の草原では、日中に翅を一生懸命に動かして飛ぶクヌギカレハの姿が見られます。

名前の通り、幼虫はクヌギやコナラなどを食べて成長します。

北の原の草原では、オレンジ色のヒョウモンチョウの仲間が飛んでいる姿が見られますが、

よくよく見てみると、このクヌギカレハが飛んでいる場合があります。

 

今日の1枚「ミノムシ」

2015年10月8日

サヒメルの屋外通路ではミノムシの姿が見られます。

ミノムシはミノガ科に属する蛾の仲間です。

オスは成長すると翅を持った蛾になりますが、メスは基本的には一生をミノの中で過ごします。

島根県では、オオミノガ、チャミノガが一般的によく見られる種ですが、

九州地方ではオオミノガは絶滅に瀕していると言われています。

植物の葉などを口から吐き出した糸でつなぎ合わせて作られたミノ、

終齢期のミノは大人の力でも引き裂けないほど丈夫なんだそうです。

 

今日の1枚「センブリ」

2015年10月5日

北の原ではセンブリの花が咲きだしました。

民間薬としての利用も有名で、以前はひとの生活に身近な植物でしたが、

近年では個体数の減少が見られ、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

今日の1枚「ウメバチソウ」

2015年10月3日

北の原でも、ウメバチソウが咲きだしました。

ウメバチソウは日当たりのよい湿った草地に生育する植物です。

5つのおしべは開花してから順々に立ち上がっていきます。

おしべの下方に広がる、先端が球状の形態をした部分を仮おしべと呼び、

その様子がウメのおしべの様子に似て見えます。

今日の1枚「アキアカネ」

2015年9月28日

三瓶北の原で、アキアカネの姿を見つけました。

一般に「赤とんぼ」と呼ばれるトンボのひとつで、ナツアカネなどとも良く似ていますが、

胸の模様などで見分けることができます。

暑い夏の間は標高の高い場所で過ごし、涼しくなってくると里山に降りてくるようです。

もっとも身近な「赤とんぼ」であると言われていましたが、

近年、個体数が減少した種とされており、一部の県では絶滅危惧種に指定されています。