つなごう!学ぼう サヒメル理科ネット

お知らせ

今日の1枚「フユノハナワラビ」

2015年9月27日

北の原では、フユノハナワラビが胞子葉をひろげています。

夏の終わりに栄養葉を広げ光合成を行うため、

周囲の草丈の少ない日当たりのよい草地を好み、

人里に生育する植物と言えます。

今日の1枚「ギンスジツトガ」

2015年9月18日

サワヒヨドリの花に吸蜜にやってきていたのは

ギンスジツトガというガの仲間です。

前翅にある白銀の筋の模様が特徴的です。

写真をアップにして見てみると、ストロー状の口を伸ばしている様子が分かります。

島根県では、三瓶山周辺でしか記録のない種のようです。

今日の1枚「マツムシソウ」

2015年9月16日

三瓶北の原でもマツムシソウの花が咲きだしました。

小さな花をたくさんつける集合花という意味では、キク科の花の仲間にも似ていますが、

おしべの葯がめしべにくっついておらず、単独で立ち上がる点で違いがあります。

外側の花は、一部に大きな花弁を持っていて、つぼみの状態でもその大きさが違うことが分かります。

 

今日の1枚「コアオハナムグリ」

2015年9月11日

ハナムグリの仲間の成虫は、花の蜜だけでなく花粉を食べることでも知られています。

写真はノアザミの花に一生懸命に頭をつっこみ摂食しているコアオハナムグリです。

からだの表面には毛が多く、たくさんの花粉が付着します。

花粉を運ぶ役目(ポリネーター)も担っていると考えられています。

今日の1枚「ゲンノショウコのめしべ」

2015年9月6日

今日はあいにくの雨模様の三瓶北の原。

ですので、最近の1枚、いえ4枚をご紹介します。

今、北の原ではゲンノショウコがきれいな花を咲かせています。

良く見てみると、花によってめしべの様子が違うことが分かります。

ゲンノショウコの仲間では、はじめはおしべだけが機能し、めしべの柱頭の先は閉じています。

そしておしべの花粉が少なくなってくると、めしべの柱頭が開いてきます。

ゲンノショウコは両性花ですが、少しずつオスメスが変化している様子が分かります。

 

 

 

 

 

 

 

今日の1枚「アオイトトンボ」

2015年8月29日

三瓶北の原では、光沢の美しいアオイトトンボの姿を見ることができます。

多くのイトトンボの仲間が翅を閉じてとまるのに対し、翅を開いてとまる様子が特徴的です。

良く似たオオアオイトトンボも北の原で見られるそうなので、

撮影できた際にはご紹介したいと思います。

今日の1枚「ナツアカネ」

2015年8月28日

北の原の草原では、真っ赤に染まったナツアカネの姿をみることができます。

私たちが「赤とんぼ」と呼ぶ赤色のトンボは複数種ありますが、

中でもナツアカネのオスは、成熟すると体全体がきれいな赤色に染まり、

顔面の色まで赤色になる点が特徴的です。

良く似たアキアカネとの判別のポイントは、上記以外に胸の側面の模様にありますが、

今回はうまく撮影できませんでした。

またの機会にお伝えできればと思います。

今日の1枚「ヤマトシリアゲ」

2015年8月26日

小雨の屋外通路には、雨を逃れてやってきたヤアマトシリアゲの姿が。

シリアゲムシの仲間は、その名の通り、おしりを反りかえしている様子が特徴的ですが、

本日出会えた個体はメスの個体でした。

メスは、オスのようにおしりを反りかえしてはいない点で見分けます。

口元も特徴的な昆虫です。

今日の1枚「カシワの星状毛」

2015年8月23日

カシワの葉の裏側は、ふわふわとした繊毛で覆われています。

写真は、カシワの葉を光学顕微鏡で60倍で拡大して見たものです。

星状毛といわれるたくさん繊毛の様子がご覧いただけるでしょうか。

今日の1枚「キキョウ」

2015年8月22日

秋の七草が三瓶北の原でもそろいつつあります。

キキョウもそのひとつですが、現在ではその減少が危惧されています。

実は、秋の七草に選ばれている植物には絶滅危惧種に指定されている種も少なくありません。

採草地として草原環境が生活に密着していた時代には管理されていた草原も、

私たちの暮らし方の変化とともに放棄され、そこに生育する植物たちも減少傾向にあるものが多いです。

以前は身近だった「秋の七草」は、現在では貴重なものになりつつあります。