今日の1枚「カンガレイ」
2015年7月19日
姫逃池の周囲では、カンガレイが花期を迎えています。
風媒花のカンガレイ。目立った花ではありませんが、
小穂(しょうすい)という小さなまつぼっくりのような花序から、
めしべやおしべを確認することができます。
お知らせ
2015年7月19日
姫逃池の周囲では、カンガレイが花期を迎えています。
風媒花のカンガレイ。目立った花ではありませんが、
小穂(しょうすい)という小さなまつぼっくりのような花序から、
めしべやおしべを確認することができます。
2015年7月8日
今日の三瓶北の原も、パラパラと雨音が続いています。
草原では、ベニシジミがススキの葉にとまって雨宿り中です。
明るい草地が大好きなベニシジミは、環境がそろえば街中でも見ることのできる
身近なチョウの仲間です。
2015年7月4日
ヨーロッパ原産のヘラオオバコ。
江戸時代末期に国内に移入されたと言われており、三瓶北の原でも多く見られます。
ヘラオオバコの花は、下部から展開していき、雌性期と雄性期の様子をみることができます。
風媒花であるオオバコの仲間の戦略でしょうか。
写真では、下部には雄性期の葯が見られ、中央には雌性期の花、頭頂部には展開前の様子が見られます。
これからは、下部から結実していく様子も観察できます。
最も身近なオオバコとは葉のかたちが違います。
2015年7月1日
黒い前翅にはっきりとした白い帯状の模様が特徴的なコシロオビドクガ。
写真はメスの個体です。雨の中、じっと本館の壁で雨宿りしていました。
オスは昼飛性で灯りによって来ないため、一般のガの仲間に比べると出会える機会はまれなようです。
良く似たシロオビドクガのメスとは、頭部に近い部分の白い帯の模様の形で見分けるそうです。
三瓶を特徴づけるガのひとつとされています。
2015年6月29日
今日の三瓶北の原は久々の良い天気です。
ふと見上げると、空に虹が!
太陽の周りを円になって囲む虹色の光は日暈(ひがさ)(22°ハロ)、
その下に水平に伸びる虹色の光は環水平アークとよばれる大気光学現象で、
大気中の氷晶に太陽光が屈折して起こる現象なのだそうです。
なかなか珍しい現象に出会うことができました。
2015年6月24日
三瓶自然館の本館と新館をつなぐ野外通路を歩いていると
若いニホントカゲがトカゲのしっぽ切りにあっていました。
「自切」というその行為は、しっぽに刺激を感じると、
尾の小さな骨にある切れ目の部分で前後に分かれて切れてしまいます。
その後、尾は「再生」しますが、骨は軟骨で、模様が変わったり長さも短くなったりします。
2015年6月20日
雨が降ったり止んだりの三瓶北の原。
姫逃池の周りでは、マダラミズメイガが翅を下にして雨宿りしていました。
とてもきれいなまだら模様の翅に、
実はからだも黄色と白のボーダー柄というおしゃれなガです。
2015年6月19日
雨の北の原ですが、スズサイコの花を見つけました。
スズサイコは、日の当たる日中には花を閉じ、早朝や夕方に開いている姿を見かけますが、
今日のように天気の良くない日には、日中でも開いている花を見つけることがあります。
草原環境の減少により、その希少性も高まっています。
ひとのくらしとの関わりによって保たれてきた草原という自然環境は、
草原でこそ生育できる生きものたちにとって、とても大事な自然環境です。
2015年6月18日
日中、木陰をふわふわと飛ぶホタルの姿を発見しました。
日本には30数種のホタルが生育していると言われていますが、
ゲンジボタルやヘイケボタルのように夜間に明るく発光し活動する夜行性のホタルと違い、
昼行性のオバボタルは、羽化後しばらくは赤くにぶく発光するようで、
日中にも飛んでいる姿を見つけることができます。
発光器は赤色です。
2015年6月15日
三瓶自然館周辺でもクリの花の開花が始まっています。
写真では、花が開花している花序と開花していない花序がありますが、違いが分かるでしょうか。
クリの花には雌花、雄花があります。
花序にはたくさんの雄花が咲き、そのうち、基部に雌花を持っている花序もあります。
クリの雄花は、基部に雌花を持っていない花序から開花する傾向にあるようです。
植物のオス・メスもよく観察してみるとおもしいですね。